今日、NHKの人気番組『らららクラシック』でクラシックギターの特集がありました。
夜9時〜10時というゴールデンタイムにギター(それもクラシックギター!)の番組が放送されるなんて、昔からは考えられないことで感激です。
私がギターを始めた頃は『ギター=不良』という風潮があるくらいで、ましてや女の子がギターだなんて言語同断という雰囲気だったことを覚えています。
小学生のとき、学生ギターコンクールで一緒だったKさんが
「私、学校ではギターを習ってるって内緒にしてるの。だって、いじめられるから」
と言っていたのを思い出します。
今は、子供がギターを弾いても珍しくもなく、むしろ天才キッズたちの登場でギター界も活気づいているくらいですから、世の中の流れも面白いものです。
さて、前置きはさておき、今日の番組の感想。
「良かった」
荘村さんの若かりし頃のグランホタも力強い演奏で味があったし、鈴木大介さんのセビーリャ幻想曲もカッコよかったし、パクさんが小さな身体でしっかり演奏していたのも感心しましたし。。。
でも何より良かったのは、セルシェルのサラバンド。
出だしだけで「お、こりゃ、相当出来るヤツだぞ!」と思たら、セルシェルの顔がアップに。
「あ〜、やっぱりなぁ〜」と(笑)最後までしみじみ聞き入ってしまいました。
何も特別な事をしないで、でも、しっかり『音楽』をする。
一番好きな姿勢です。
一番キライなのは、作曲家に対するリスペクトが感じられない演奏。
ぐちゃぐちゃだったり、自分勝手に音やリズムを変えたり、、、。
自分ではカッコイイつもり(弾けてるつもりでも)全然カッコ良くなかったりしたら、これもう最悪です。(笑)
「ほら、自分ってこんなにスゴイんだよ〜」って、自慢したい気持ちも分からないわけではないけれど、自分の曲でない限り、常に「この曲を作ってくれた人に喜んでもらえる様な演奏」をするのが、演奏する側の感謝と礼儀だと思うのです。
少なくとも、そう心がけて演奏したいものです。
だから基本を大事にしたいですし、そのために練習があるのだと思っています。
だから基本を大事にしたいですし、そのために練習があるのだと思っています。
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