先ほど、世界フィギュアのショートとフリーのすべての演技が終わり、韓国のキム・ヨナ選手が見事に優勝しました。
2年ぶりに『浅田真央とキム・ヨナの対決!』などと言われていましたが、なになに、蓋をあけてみれば次元が違いました。
正直、ちょっと悔しいです。
浅田真央ちゃんとの関係がどうのこうのではなくて、前回オリンピックで優勝してから2年ものブランクがあって、あれだけの演技が出来るという『強い人間』に対しての嫉妬でしょうか。
本当は「ほら、やっぱり、コツコツ努力してる人間が結果を出すんだよ。2年もブランクがあって、本番で練習通に実力が出せるだろうなんて、甘い考えは通用しないんだよ」って言いたかったのに(笑)、まったくケチの付けようがありませんでした。
でも、実は、リンクに立った瞬間に、「これは、やるな」と直感していました。
なぜなら、まず、落ち着きがありました。
そして筋肉がバランスよく、しっかり身体についていたからです。
どうみても、2年間ダラダラ過ごした心体ではありませんでした。
背筋にクッキリついている溝は、どの選手よりハッキリしたラインで、それは背骨の両側の筋肉が発達している証です。そして、その筋肉が柔らかくバランスがいい。
フィギア選手で背中にあれほどの筋肉がつくというのは、どれだけのトレーニングを日々重ねているかを言葉以上に物語っています。
(ちなみに、格闘家で体重が重いジャンルでは、私は「首」に注目します。格闘家の場合、身体に筋肉があるのは当たり前で、もっと鍛えてる人は首が太い!)
(ちなみに、格闘家で体重が重いジャンルでは、私は「首」に注目します。格闘家の場合、身体に筋肉があるのは当たり前で、もっと鍛えてる人は首が太い!)
そして、その身体を作る毎日のトレーニングが、強い精神力をも作るというのは、どの世界でも同じだと思います。
キム・ヨナ選手の演技中、荒川静香さんが解説の言葉も少ない中で、ボソッと一言「すごい…」と言ったのは、本当にその通りです。
世の中には『これをやるために生まれて来た』というようなカリスマがいるものです。
キム・ヨナ選手は、正真正銘その一人だと思いました。
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