ひとり言 其の二百七(2007年3月21日)

私と同じ診療所で同じ内容の治療を続けてきたあるギタリストが、これまでの治療方法をやめて医師の勧めによって切開手術を行いました。
その様子を細かく報告して下さったので(ご本人の許可を頂きましたので)この場でお知らせします。


***(2月24日付け)***

皆様にお知らせしましたとおり、私は19日に右手手術を受けました。
(中略)
19日の手術状況、および私の右手詳細については以下の通りです。

【19日スケジュール】
16:30 予定時間より2時間半遅れで手術開始(最終確認診察は16時から開始)
18:20 手術終了
19:00 医院を出てホテルの部屋に戻る。その晩はある程度の痛みはあったものの、耐えられる範囲内だったので特に苦しむことはなし。よく食べて、よく眠れました。
20日は朝夕2回に分けて点滴を打つ。21日朝に再び点滴を打って、午前中に退院。
(右腕は三角巾で吊った状態)

【右手詳細】
(1)右手中指、薬指、小指の腱が完全に癒着して1本の指のようになっていたので、分離作業を行った。
(2)今回、最も問題となっていた右手薬指については、第2関節を動かす腱が損傷していたので、いったんこの腱を切断して、再度結合させる「腱延長手術」を実施した。
(3)腱を覆う滑膜がほとんどダメになっていたので、これを除去した。

上記、特に(2)を実施しなければならなかったことは、それだけ私の右手故障の状態はかなりの重症だったそうです。
手術時間も約2時間で、麻酔をしたにもかかわらず、最後には右腕がしびれきって、痛みで汗びっしょりになるほど厳しい
手術でした。(先生と看護師からは、手術終盤「もう少しの我慢。頑張れ」と言われ続けていました。)
普段、私の血圧は上105、下70位、と、かなり低いのですが、手術終了時には上148、下96まで上がりました。
(目の前に血圧計があり、手術中に定期的に測っていたので見ていました。)
手術終了後、上記(1)〜(3)についてはデジカメで映像を見せてもらって、手術内容の詳しい説明を受けました。
28日朝に再度通院します。先生からは積極的に指を動かすようにと勧められているので、極力リハビリに努めたいと思っています。
後日また経過をご報告致します。

***(後日の報告〜3月11日付け)***

右手手術後、明日12日月曜日で3週間が経過します。この3週間で包帯がはずれ、傷口もすっかり
ふさがりました。まだ痛みは残っていますが、日常的な動きはほぼ回復しました。とりあえず順調に回復しております。
現在はリハビリに全力を注いでいます。
ここ1ヶ月の目標は、机に掌をべたっとつけられるようになること。
握りこぶしができるようになること。
1週間に1度、通院していますが、先生からは「とにかくリハビリに邁進して下さい」と言われています。
起床時、仕事中、寝る前・・・時間を問わず右手指を伸ばす練習をしています。
特に入浴後は腱がゆるんでリハビリには絶好の状態なので、時間をかけて運動を行っています。
ギターを手にするには、今しばらく時間がかかりそうな状況です。
あせらずじっくり頑張ります。またご報告します。


***(後日の報告〜3月17日付け)***

16日(金)に通院してきました。先生より「よく回復しています」と言われ、ほっとしました。
あいかわらず痛みはまだまだありますが、リハビリで指を運動すると楽になるので、とにかく動かすようにしています。特に冷えると痛むので、朝、起きたときにお湯で手を洗い、外出するときは手袋を忘れずしています。
3月半ばというのに最近寒いですね。
実は進展がありました。次回3月27日に、いよいよギターを持って通院することになりました。
「回復は上手くいっていますから、次回にギターを使用してリハビリをやってよいか否か判断しましょう。」との、先生の言葉でした。
ためしに本日、久々にギターを取り出して弾いてみましたが、以前は薬指が巻き込んで、音のひとつも弾けなかった「禁じられた遊び」のアルベジョ、そして「アルハンブラ」のトレモロが、まだ不自由はあるものの、いちおう演奏できるようになっていました。
手術の効果は出ているようです。ただし、はやる気持ちはおさえて、しばらくは今までと同様のリハビリを続けるつもりです。

***以上***

私も同じ医師の同じ治療を受けているので、もしかするとこの先、同様に切開手術を勧められることになるかもしれない。
そんな時、私ならどう答えるか、、、。今は答えを出せない。
とのあれ、勇気を出して手術を受けたこのギタリストの完治を心から祈るばかりです。