ひとり言 其の二百八十八(前準備のちょっとしたこと)

2009年10月10日

いよいよ明後日、志田ギター教室第30回記念発表会です。
これまで、本番に向けてのポイント(練習方法や心構え)はお伝えしましたが、今日はちょっと視点を変えて、本番前に家でやっておく「ちょっとした事だけど大事なこと」を3つお知らせします。


1、ギターの掃除。
ステージに上がってライトを浴びると、表面版などに光が反射して、手あかや油などが目立ちます。
ピカピカになっているとステキですが、手の跡で白く汚れてベタベタしているとちょっと、、、。
ギターに対する日頃の感謝を込めて「ステージでもよく鳴ってちょうだいね〜」といつもより丁寧に磨くと良いでしょう。その際、必要以上にワックスなどを使うと湿気でギターの鳴りが悪くなることがあるので、乾拭きが良いと思います。よっぽど酷い汚れでない限り、普段から「基本は乾拭き」にしましょう。

2、当日の衣装を着て弾く。
服だけでなく、靴も当日に履く靴で、1曲通して弾いておきましょう。
ヒールの高い靴を履く場合は、足台の高さにも注意が必要です。
袖口が広い服(右袖口が弦に触れる危険があるもの)や、ボタンが邪魔になるような服は、ギター演奏には不向きなのでやめましょう。
また、素材によってはギターが滑りやすくなるので、滑り止めを普段使わない人も、使用した方が良い場合があります。
女性は、ネックレスにも注意が必要です。短めで演奏の邪魔にならないものなら良いですが、ギターに当たるようなものは避けるべきでしょう。

3、忘れ物チェック
暗譜をしていても、楽譜をかならず持って行きましょう。
私は小学生の時に、大阪のコンクールで自由曲をど忘れして、どうしても思い出せず、楽譜がなかったので当日に仕方なく曲目を変更した経験があります。(汗)
このような経験は極端な例ですが(というか、今のコンクールなら失格ですよねぇ)、いつ何があるか分かりませんし、精神的にも楽譜がないと焦るものです。
静かに楽譜を眺めて頭の中で演奏するのは、とても効果的であり、かつ落ち着けるのでお試し下さい。
それから、他に持っていると良いのは、ちょっと古い弦。
万一、弦が切れてしまった場合に、すぐに使えます。新しい弦は、音程が安定するまで使い物になりません。
本番は1回だけなので、即効性が必要です。常にギターケースのポケットにでも忍ばせておくと良いでしょう。
爪ヤスリ、チューナーの類いも忘れずに。前日の夜には準備をすませておきましょうね。

以上、3点。演奏の注意ではないので、前準備のちょっとしたポイントとでも言っておきましょうか。

あとは、野となれ山となれ(?)
思いっきり演奏して、上手く行っても行かなくても、打ち上げで楽しいお酒を飲みましょう!


*志田ギター教室第30回記念発表会
2009年10月12日(月・祝)
午後2時開演(午後1時半開場)
横須賀市文化会館にて
入場無料