ひとり言 其の三百八(第31回発表会を終えて)
2010年4月23日
日替わりで「春」「冬」「春」「冬」と季節が変化しているような不安定な天候が続いていますが、『志田ギター教室31回発表会』は春爛漫ポカポカ陽気のなか、和やかに行われました。
全体としては、前回の第30回発表会より落ち着いて演奏出来ていたと思います。
欠席者を除いて45組の演奏でしたので4部に分けました。全体で約3時間半。まずまずの「まとまり」です。
さて、発表会の感想を休憩ごとの4つの部に分けて書いてみたいと思います。
第1部は、小さなお子さんや二重奏など&初心者のグループ。
このグループは私が一番好きなグループです。
今回はちょっとミスも目立ちましたが、ひたすら一生懸命に演奏する姿には感動すらおぼえます。特に小さなお子さんの演奏には「これからも真っ直ぐに育って欲しいなぁ〜」と願ってやみません。
そして休憩後の第2部。
このグループは各人バラバラです。
ギター歴は長くても牛歩の歩みのごとくジワジワとやっている人から、まだギター歴は短くても、どんどん上達して1部を飛び越えて2部でデビューを飾る人など、様々。
ギター知識が少し分かって自分の実力と選曲がちょっとズレたり(高望みをしやすい)、上手く弾きたい!という思いが強すぎたり、個人差はあるにしても、正直なところを言えば一番課題の多いグループです。
ひとつひとつの音をしっかりと正確に弾く練習が必要だと思いました。
そして第3グループ。
この部は、「乗るか反るか」のようなところがあります。
実力はあるけれど、それが本番で活かせるかどうか、と言った感じです。
前回は「反った」と思いましたが、今回は「乗った」と思いました。
自己表現も出来てくるので、聴いていても演奏者それぞれの個性が出ていて楽しめました。
そして、最後の第4グループ。
このくらいになると、曲目もプロがリサイタルで取り上げる様なレベルになるので、聞きごたえがあります。
演奏にもベテランの貫禄がありますが、気持ちが強すぎて「特攻自爆隊」のような演奏になる危険もあります。
今回はそのようなこともなく、発表会を締めくくる部にふさわしい演奏だったと思いました。
最後の9重奏(楽しいギターの会)は、秋に行われる三鷹市民文化祭に焦点を合わせているので、春はいつもまだ未完成の状態。
それでも、大人数で華やかに発表会を終えるパフォーマンスとしては良い雰囲気でした。
今後は、完成度をより高めたいと思います。
、、、以上、先日の発表会の感想&自己評価でしたが、総じて痛感したのは「基礎力の強化が必要」ということです。
アルペジオや半音階などの技術練習を、もっとレッスン時間にしっかり見なくてはならないでしょう。
「各自やっているだろう」と考えていましたが、どうやら甘かったようです(汗)。
考えてみると、私もそうでした。先生にうるさく言われてシブシブやっていた記憶があります。
そのうち、基礎練習の大切さが分かるようになると、自分から進んで時間をさいて練習するようになるのですが、そこまでは先生がおしりをペンペン叩かなくてはならないのかもしれません。
さ〜て、生徒の皆さん! 覚悟のほどを。。。(笑)
そして、最後に追加で、ひとこと。
色々な教室の発表会を聞いていますが、志田ギター教室は生徒の皆さん、とてもいいかんじです。
これは身内愛でしょうかねぇ。(*^^*)