ひとり言 其の四百十三(東京スカイツリーの隣)

2012年5月23日

東京スカイツリーの開業2日目です。

昨日は冷たい雨でしたが、今日は夏日の快晴。さぞ、素晴らしい見晴らしだったことと思います。

高い所が好きな私としては、是非とも観光してみたいところですが、東京スカイツリーそのものより、その隣にある水族館にもっと興味があります。

以前から海を眺めるのは好きでしたが、海の生物にはそれほど興味を持っていませんでした。

むしろ動く生物を見ているより自分が動く方が性に合っているようで、パラセイリングやシュノーケリング、ジェットスキーにシーウォーカーなど色々と楽しみました。
しかし、初めてのスキューバーダイビングで、耳抜きに失敗して焦って慌てて息を吸いすぎて酸素過多になって死ぬかと思うほど散々な気分を味わってからは、マリンスポーツもあまり好まなくってしまいました。

でも、ついこの前、伊豆長岡の「シーラカンス水族館」に行って、その想像を超える色や形に感動し、今は海の生物に興味津々です。


小学生のころ、美術の授業で「想像上の植物」を描いたことがあります。

絵は得意だったので成績は良かったのですが、そのテーマには苦戦しました。

想像上の植物なのだから好きなように自由に書けば良いのに、どこかで見たことのあるような植物しか描けない自分に落胆した記憶があります。

もし、あのころに色々な深海魚を見ていたら、もっと想像力が広がり、きっともっと面白い絵が描けたことでしょう。

大人になってからでも「え?こんな生き物、本当にいるの?」と驚くばかりです。それは想像力をはるかに超えた「生物の神秘」です。

そして、けったいで不細工な形にしろ、大阪のオバチャンより派手な色にしろ、まったく無駄はなく『その環境で生きて行く為に必要だっただけ』と言うことを知ると、感動は10倍になります。

海には海の、陸に住む人間には分かり得ない、神秘の世界が繰り広げられていることを感じます。

新しく出来た東京スカイツリーの水族館が、面白い魚のいる楽しい水族館だといいな。