ひとり言 其の四百二十五(本当の本気)

2012年8月12日

25日のアマコンのスタッフ会も終わり、準備を進めています。

参加者の皆さんも今週くらいからお盆休みになって練習時間が普段より多く取れるようになるのではないでしょうか。

レッスンでも、この1週間(前のこのHPを読んでもらえたようで)
1日50回通して練習したという生徒さんもいて、やはりそういう人は弾き込みが足りてきて、演奏にも安定感が出て来ているのを感じました。

私もドイツ留学時代に先生に言われて、楽譜の右上に「正」の文字をたくさん書き込みながら、数をこなした記憶があります。

とにかく練習。 理屈抜きです。

通し練習で大切なのは「たとえ間違えても流れを止めずに最後まで弾き通すこと」です。

1回1回集中して、最後まで弾き通す!

いつも間違えるようなら、その部分は「ゆっくり部分練習」しなくてはなりません。

「弾けたつもり」でごまかしてもダメです。

ゆっくり、しっかり、確実に弾く練習をしてからスピードを上げて行きましょう。


それから、古い弦のまま本番を迎えようとしているのなら、今すぐに取り替えましょう。

まだ約2週間あるので今交換しても調弦も落ち着くはずです。

本来なら、まだ弦の交換は早いくらいです。今取り替えても、2週間で低音はもうバテテしまうと思います。

高音は良いですが、低音は早くても1週間前くらい、出来れば3日前くらい、調弦に自信があるなら1〜2日前の交換で良いと思います。

「弦は1ヶ月前に取り替えました」なんていう状態でコンクールのステージに立つのはちょっと考え違いかな?と、、、。

「考え違い」と言えば、レッスンの最終調整を「教室の貸しギター」でしようというのは同類ですね。

本番まで2週間。あと、1、2回のレッスンです。それを、勝手の違う教室のギターで迎えるのは本気でない証拠のように思えてなりません。

本気なら、本来の自分の演奏が出来るように「自分のギター」を持って来るべきでしょう。

よほどの事情があるか、よほどの自信があるか、、、特別な場合は別ですが。

いずれにしても、本気が感じられない生徒に私だけ本気にはなれません。

でも、本気の生徒には私も本気で向かっています!

「本気スイッチ」は自分で押して下さい。