ひとり言 其の四百六十(ステージでの細かい注意点)

2013年6月27日

第14回全日本アマチュアギターコンクールの本選出場者と自由曲を記載したチラシを全出場者50名に発送しました。

近い所ではおそらく明日中、遠方の方でも2〜3日で届くことと思いますので、もし誤字などありましたらお手数ですが至急ご連絡を下さいますようお願い致します。

さて、前回の「ひとり言」に書いた第42回神奈川新人ギタリストオーディションについての追記ですが、各審査員の採点やオーディション内容の詳細については、近日中に神奈川ギター協会のホームページで紹介させていただくことになるはずです。
よって、ここでは各自の演奏についての詳細ではなく、これから行われるアマチュアギターコンクールなどにも共通する演奏以外の「ちょっとした注意点のようなもの」を書いてみたいと思います。

ま、細かいことばかりですから、気にしない方は気にしなくても良いようなことかも知れませんが、、、(笑)

まず、ギターはちゃんと手入れをしてからステージに上がって下さい。
出来れば感謝の気持ちを込めて、いつもより念入りに「今日はしっかり頑張ってね〜」なんて声をかけて拭くのも良いかと思いますよ。
ステージのライトで表面版が手油でベタベタに白くなって見えるなんて最悪です。(汗)
普段から手入れもしないで楽器をガサツに扱っている人には、デリケートなギターの良さを引き出すのは難しいかと思います。
ギターを愛してほしいです。

お辞儀もきちんとしましょう。これから客席の皆さんに「演奏を聴いていただく」という謙虚な気持ちと「一緒に音楽を楽しみましょうね」というフレンドリーな気持ちで、出来れば微笑んで!(笑顔にはリラックス効果もあるそうですよ〜)
自分自身にとっても、このお辞儀は気持ちを入れ替える大事なスイッチになるはずです。
ていねいに、落ち着いて、ゆっくりとお辞儀をしましょう。

そして、足台。
足台は普段部屋で練習している時よりも一段低めに設定すべきです。なぜなら履いている靴の高さを計算にいれなくてはならないからです。本番が近くなったら練習の時から本番で履く靴をはいて練習するのが良いでしょう。そして、状況が許されるなら必ず当日、演奏前に椅子と足台の高さをチェックしておくことです。
(アマチュアコンクールでは受付横にステージで使用するものと同じ椅子と足台を用意してあります)

それから、演奏中に足で無意識にリズムを取ってしまう方は、ステージではフローリングでカツカツと雑音がしてしまいますので気をつけなくてはなりません。これも、突然では直せませんから普段の練習での注意が必要ですね。

次は音合わせですが、調弦はなるべくスマートに!
最近はクリップ型チューナーを使用する人がかなり増えました。それそのものは否定しませんが、解放弦を鳴らす音量にも気を配りたいところです。
演奏に入る前に調弦で長めに時間を使って気持ちを落ち着かせたい、という心理も理解出来ますが、逆効果になってしまい、かえって集中力を欠いて余計に緊張することもあります。
手短に、スマートに調弦出来るように、普段から意識しておきましょう。

いよいよ演奏スタートですが、調弦の続きなのか演奏が始まったのかが分からないようなスタートを切る人がいますが、やはりここでは「ひと呼吸」取って、しっかり集中してからスタートしたいものです。
聴いている側としても「あれれ?もう曲になったの?」なんて、ちょっと慌てます。

弾いている側が集中している時は、聴いている側も同じ気持ちになっているものです。
同じ時間に音楽を共有しているのです。

演奏については、普段の練習の成果が発揮出来れば最高ですね。

でも、ここまで書いて思ったのは、結局「演奏以外の注意点」も普段からやっておきたいことばかり。

つまり、ステージでは「普段の姿そのままが出てしまう」ということなのですね。

普段が大事と言うことです。