第43回新人ギタリストオーディション結果速報(ひとり言 其の五百三十二)
2014年6月23日
昨日『第43回新人ギタリストオーディション』が行われて、6名もの合格者が出ました。
レベルの高い演奏内容で喜ばしいことです。
合格者名は、得点が高かった順に
小菅裕之さん
北代岳大さん
松本瑞穂さん
鈴木文乃さん
中山晴彦さん
鈴木朝美さん
です。おめでとうございます。
演奏者の写真などは下記の神奈川ギター協会HPでご覧になれます。
(レポートはまだアップしていません)
http://kanagawaguitar.sakura.ne.jp/o-dhisyonn.html
各審査員(14名)の採点票も公表してあります。
それを見てお気付きの方もいらっしゃると思いますが、このオーディションは過去からずっと『80点が合格ライン』となっています。
今回はその80点の合格ラインギリギリだった方について、14名の審査員のうち過半数を超える8名が79点以下(つまり不合格)と判断しているにも関わらず、平均点としては80点を超えているということで、その合否について審査員の中で話し合いになりましたが、結果『合格とする』と決まりました。
私は正直、納得出来ませんでしたが、近くに座っていた審査員のひとりが「過去の合格者に劣らない演奏だと思うよ」と言ったのを聞いて、なるほど確かにそれも言えるかも、と思い納得しました。
以前に一度『最高点と最低点をカットして平均を取る』という方法も取り入れたことがありましたが、採点がかなり僅差になったことや、(審査員の中に)あまりにもかけ離れた採点をする人はいないだろう、という判断でその方法をやめたのですが(スポーツの点数と違って主観がかなり入ってくるものですから)今回のようなことを考えると再導入もアリかと思いました。
ちなみに、事前の委員会で『採点は70〜90点の間で、なるべく同点は付けない』と決められているのですが、それもまたどの程度を「なるべく」というのか、どの程度の演奏を最高点(これ以上ない点数!)と思っているのか等、審査員同士の意識の持ち方を話し合う機会が必要なのではないかと思いました。
私は満点を90点と考えていますが、中には100点を満点と考えての90点、としている審査員もいるかも知れないと思ったからです。
こんなお家事情を公に言ってしまうと問題かな?
これはあくまでも、私の個人的な見解です。
しかし、ここでの考えは次回の委員会でしっかり発言するつもりです。陰口ではありませんからね!(笑)
もし色々な意見を言い合えないような組織なら、その組織はもはや発展しないと思うので、憎まれ役も買って出る覚悟です。
これもまた愛です。(^^;