テレビ『クロハ』見ました(ひとり言 其の五百七十)

2015年2月22日

今日は2月22日で『ネコの日』なんだそうです。

「にゃー、にゃー、にゃー」だとか。

それなら、1月11日は「わん、わん、わん」で『イヌの日』なのかな??

ところで、さっき、坪川真理子さんのお兄さんの書いた小説が原作となったテレビドラマ『クロハ』を観ました。

テーマも良かったですし、材料も良かった。本を読みたいです。原作は相当面白いと思います!

2時間ドラマという制約のせいか、表現が軽くなってしまっていて『なんか惜しいな〜』というのが、テレビを見終わった感想です。

生きる意味を考えるところ、中でも「死ぬよりも辛くても大変でも生きること」を、ネットや自殺の闇と結びつけて展開させて行くところや、アゲハではなくアゲハモドキであったり空の乳母車を追うという抽象的な演出もなかなか良かったです。

最後の30分にくる最大の山場、白いシーツをめくると、、、のシーンは、死体を映さないことで、想像力によって緊張感も高まったのですが、あそこはもっともっと迫力が欲しかった。
名作『羊たちの沈黙』は、その点を美しさと不気味さ(残酷さ)満載の大迫力で写し出していると思います。

それから、その山場のあとに作風がどんどん軽くなって、単なる刑事ドラマになってしまったのは残念でした。

せっかく今までキレイな死体しか映さず、血なまぐさいところもなかったのに、チンピラ2人の血みどろの死体とかいならいんじゃない?って感じです。

役者については、個人的には主役の杏さんはイメージと違うし、その上司(女性を殴ったというレッテルを貼られた刑事)もイメージが違いましたし、演技も、、、。他はまぁいいんですけれどね〜。

原作を読んでいないので、もしかするとトンチンカンなことを言っているかも知れませんが、テレビの感想はそんな感じでした。

もし音楽の世界に例えるなら「曲はいいけど、編曲がイマイチで、演奏者も、、、もごもご、、、」って、感じでしょうか。

やっぱり原曲(原作)をちゃんと見ないと!

それから、後半をいっぱい練習しないと!(笑)