2016年GWの予定(ひとり言 其の六百十六)
2016年4月28日
明日からGWに入ります。
そして、いよいよ、第43回志田ギター教室発表会が近づいてきました。
4月30日(土曜)、三鷹市芸術文化センターで、午後2時からの開催です。(入場無料)
お天気も晴天予報が出ていますし、生徒の皆さんも最終練習に余念がないことと思います。
発表会が終わると今度は、5月3日(火曜・祝日)は第47回クラシカルギターコンクールです。
入場料は2500円で、日本橋公会堂での開催です。
今年の課題曲は3曲からの選択式で、3曲ともポンセの作品ですが、それでも変化があって楽しめそうです。
また本選課題曲は、バリオスの大聖堂。これは、私も大好きな曲ですし、こちらも楽しみです。
長丁場で確かに大変ですが、レベルの高いコンクールで審査員をさせていただくことは、自分自身の勉強にも、とても役立ちます。
本気の演奏に感化されたり、今が一番の伸び盛りの若者たちのテクニックからも、色々と学ぶことがあります。
最近、ひと昔前との違いが顕著になってきているのは「フォーム」です。
かなり鋭角に立てて、チェロ奏者に近いような角度で構える若者が増えてきました。
私自身は、ひと昔前の基本フォームですが(笑)、それが悪いというわけではなく、鋭角の構えも「アリ」という考えです。
人それぞれ、体つきはも違うし、柔軟さも違うし、その人にあったフォーム(無理がなく楽に弾けるフォーム)を見つけることが大事だと考えています。
さらに、フォームにあった「爪」も大事です。美音を作るのは「爪」(もちろんタッチも!)だと思っていますので。
それから、表現(解釈)でも音楽理論から外れている人も、最近は増えているように感じます。
現代曲なら問題ありませんが、古典ではやはりどうしても私は違和感を感じるのですが、最近の若者たちは(?笑)はそれを違和感と思わない場合が多いようで、和声学を分かってやってるのか、知らないからやってるのか、、、自分の違和感をコアに審査するには疑問があり、点数にするときに迷うところです。
「音楽が良ければいいんじゃない」という他の審査員の方のご意見ももっともなのですが、それに対しては、そんな感覚的なことでいいのかな?と思ってしまうのです。
自分の好き嫌いは感覚で簡単に決められますが、それでは不十分だと思うからです。
ま、この問題はプロを目指すかアマチュアで楽しむか、ということでも違うでしょうし、価値観の違いもあるので、簡単に答えは出せないと思います。
さて、アマチュアといえば、全日本アマチュアギターコンクールのお申し込みも、ただいま毎日続々と届いております。
今年は、締切日(5月1日)が祝日なので、郵便局がお休みですから、くれぐれも遅延なさらないようにご注意いただきたいと思います。
1次審査は5月5日の予定なので、無事に終了し6日に発送したとして7〜8日は週末で配達が休みでしょうから、9〜10日にお手元に結果が通知されるのではないかと思います。
今年もGWに、発表会、コンクール、テープ審査、友人が遊びに来たり、親が泊まりに来たり、リサイタルを聴きに行ったり、、と、すでに予定は目白押しですが、楽しいGWになるといいな〜と思っています。